全体最適

会社の方針等が変わる時に良く使われる言葉が「全体最適

 

個々のお客様や従業者の都合には目をつぶって(無視するわけじゃない)、全体で良い方向に向かって進むこと、かな?

 

現場のお客様と相対しているスタッフからは反発が出ることが多いです

そりゃそうだ

今まで言われたとおりにお客様満足を高めるために取り組んできたことを、言えば上の都合(あえての悪い言い方)で変えるわけで。

 

昔、マネジメントとリーダーシップの例え話にジャングルを切り開く話を聞きました

 

ジャングルを切り開くにあたって、人足・道具の手配にメンテナンス、食事や休憩にシフト、業務を滞りなく進めるように最大限の努力をするのがマネジメント

 

リーダーシップは、高い木に登って、今切り開いているジャングルがそもそも間違っていないかをみること。

 

一生懸命ジャングルを切り開いている人に、上から

「今すぐ作業を止めろ!」と言う声が聞こえてきます

 

「ふざけるな!順調に進んでいるんだ。シフトも食料も道具のメンテナンスだってばっちりだ!このままいけば、予定より早く終わるぞ!」

 

「ちがうんだ、切り開くジャングルを間違ってる!」

 

 

現場は目の前のお客様満足のために最大限努力をします

 

その方向が間違っていないか?あるいはもっと良い方向へ振り向けることはできないか?

 

リーダーシップを発揮するって言うのは、大変な責任と重圧を伴います

 

決めたことだからやれ、という「全体最適」の名のもとに大上段から切り込むのか?

全体の共感を伴って「全体最適」に取り組んでいくのか?

 

リーダーシップを発揮しなくてはいけない、トップマネジメントに属する方々の苦労ってのは測りしれません

 

スタッフがそれを汲み取って前向きに進んでいくってのが、今の僕の階層で見えてる世界かな?