時計屋めぐり その二
マリーナベイサンズの2店目
ロジェ・デュブイ
元パテックにいた時計師の人が立ち上げたブランド
初期はパテックのアーカイブスをなぞった古典的な時計と全ムーブメントがジュネーブ・シール取得済という、時計好きの心をくすぐる素敵な時計でした
その後、カルロス・ディアス氏が合流してデザインが一気にモダン化。アバンギャルドになったと言ってもいいかも
デザインは奇抜だが時計としての作法はしっかりと守っている、しかも中身のムーブメントは全てジュネーブシール取得、というのがまた良かった。
ちょっと前のロジェの良さは、限定数云々とか手に入りにくいとかではなくて、そういうところだったと思う
カルロス氏が抜けるくらいのタイミングでリシュモングループ入り。
一気にモデル数を絞って、デザインも変わった
カルロス氏がいた頃の毒気の強いデザインが好きだった人には、今のロジェはちょっと物足りないのかな?とも思われます
時計としてはまともになった、という意見も・・・
というのが、モミヤマの持っているロジェに関する知識
時計識者にするどいチェックをされると困るので、ざっくりってことで。
さて、ショップを覗くと・・・
スケルトン(地板がないスケルトン)のモデルやトゥールビヨンがに2個クルクル回っているモデルやら、ヤバイのがズラリと置いてありました
エクスカリバーのステンとゴールドモデルがあったので、試着させてもらいました。
デカイというイメージしか無かったけど、腕に乗せたらしっくり来るじゃありませんか。それともデカイ時計ばかりならんでるから目がおかしくなった?
お店のお姉さんにロジェって全部ジュネーブシール取得なのが魅力だよね、って言ったらなんと!!
「最近は安いモデルにはジュネーブシール付きのムーブメントは乗せてない」との衝撃的な話を聞かされました
クロノスジャパンを定期購読しつつも2年間読んでいないので、きっとその中にこの情報はあったのでしょう。
見比べてみたら、ステンモデルのムーブメントはセンターローターで、ゴールドモデルはマイクロローターだった。
いやいや、センターローターでも昔はジュネーブシール付きだったぞ。
購入者層の裾野を広げるためには致し方ないのでしょうが、孤高のガワ時計(いい意味で)という立ち位置はなくなってしまったかな~
というわけで高くて購入しにくい現行モデルより、高くて手に入れにくい初期モデルをいつか手に入れたいと思った、ロジェ訪問でした
そして、カタログゲットだぜ
ラッキー